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診療について

診療内容

当院では、下記の場合を除いて診察の予約制は行っておりません

予約制で対応しているもの

斜視弱視の検査
眼科レーザー治療
乳児鼻涙管開放術(ブジー)
眼科小手術
ゴールドマン視野検査

原則予約制ですが、医師・視能訓練士が対応可能な場合は予約が無くても対応させていただきます。

予約時間通りに検査ができるよう全スタッフが努力いたしますが、患者様の症状や混雑状況により、予約時間よりお待ちいただく場合があります。ご来院時または、お電話(059-380-5006)にてご予約を承ります。

処置・検査・処方時間の目安

短時間で終わる処置 症状によりますが、処置のみでおおむね5~10分程度
ハンフリー視野検査 検査の説明も含めて、おおむね片眼10分、両眼20分程度
ゴールドマン視野検査 検査の説明も含めて、おおむね片眼20分、両眼40分程度
初めてのコンタクトレンズ処方 コンタクトレンズ装脱着の練習・ケア方法の説明等を含めて、1時間30分~2時間程度
眼鏡処方 試し掛け等を含めて、1時間30分~2時間程度

また、上記処置・検査・処方について、比較的待ち時間は少ないのですが、混雑状況等によっては少し長くお待ちいただいたり、検査・処置・処方に時間がかかる場合は、患者様とご相談の上、しばらくお待ちいただくか、それが難しい場合や後日の方が正確に行うことができると考えられる場合は、後日の検査・処置・処方をお願いする場合があります。誠に恐れ入りますが、どうぞご了承ください。

診療内容のご案内

TREATMENT

  • 視力低下・ものもらい・結膜炎・花粉症・目やに・充血・異物感・かゆみ・眼痛・視野の異常・ドライアイ・なみだ目など。
    視力検査・視野検査・眼球の検査などを行い、病気の説明をさせていただいた後、適切な点眼薬・内服薬・軟膏などを用い治療をしていきます。
    必要に応じて手術や処置を行いますが、入院治療を行いさらに精密検査が必要と考えられる場合は、適切な医療機関を紹介させていただきます。

  • 子どもの裸眼視力低下の原因について検査した後、仮性近視が原因の可能性がある場合は点眼での治療、軸性近視が考えられ裸眼視力がおおむね0.7未満の場合は眼鏡を、中学生以上で希望される場合や不同視・不正乱視・円錐角膜・強度近視等の場合にはコンタクトレンズをおすすめしております。また、斜視弱視の検査にて斜視、弱視の検査・訓練を行っております。遠視や乱視が原因の場合は、追加検査をし必要があれば眼鏡をかけていただいた上、経過を見させていただいています。斜視や弱視のときは、十分な検査後、必要に応じて眼鏡をかけていただき斜視や弱視を治療するための訓練や指導を行っています。

    治療のため手術が必要と考えられるお子様には、適切な医療施設を紹介させていただきます。治療方針を決めるのが困難な場合には、他の病院の担当医師と相談の上、治療をすすめております。また、セカンドオピニオンを希望される場合は、紹介状を書かせていただきますので、お気軽にご相談ください。詳しくは斜視弱視の検査のご案内をご覧ください。

  • 緑内障は日本では糖尿病網膜症とともに失明の主な原因になっている怖い病気であるのをご存じでしょうか。
    患者数は400万人と言われていますが、実際に治療をしているのは30万人しかいないのが現状です。

    緑内障は、眼圧が上昇することにより眼球から脳につながっている視神経が損傷し、視野に欠損が生じてくる病気です。急な眼圧の上昇により、目の痛みや嘔吐、急激な視力低下などの自覚症状を伴った緑内障もありますが、多くの緑内障は眼圧上昇は軽度のためあまり自覚症状はなく、10年以上かかってゆっくり進行するので気づいたときには悪化していて視野の大半を失っていることさえあります。さらには、正常な眼圧であっても徐々に視神経が減少し視野が狭くなる日本人に多い正常眼圧緑内障も近年注目されています。

    近年の医療の進歩で、緑内障の治療も薬物療法・レーザー治療・手術療法と選択肢が増えました。なかでも点眼などの薬物療法の進歩にはめざましいものがあります。中高年に多い緑内障は早期に発見し早くから治療を受ければ、多くの場合、視野や視力を保つことができます。そのためには、40歳を過ぎたら、眼圧検査・眼底検査・視野検査などを定期的に受け、緑内障の早期発見・早期治療をしましょう。当院では緑内障の検診も行っており、病気が見付かった場合は、点眼治療を行っております。最近、当院でも網膜の断層を写せる網膜三次元検査(OCT: 光干渉断層計)を導入し、網膜繊維層の厚みなどを確認することにより緑内障をより早期に見付けることができるようになりました。

  • 糖尿病は近年患者が増え続けており、国内では690万人、予備軍を含むと約1370万人と言われています。
    毎年3000人以上の人が、糖尿病網膜症で視力を失い、成人の失明原因のトップとなっているのをご存じでしょうか。

    網膜は目の奥にあり、これはカメラにあてはめるとフィルムにあたる大切なところです。網膜には細かい血管が全体に張りめぐらされていますが、血糖値が高い状態では血管に多くの負担がかかり、血糖コントロールを十分しないまま放置していると、数年が経つうちに血液の流れが悪くなってきて、網膜の栄養不足が起こってきます。

    糖尿病網膜症の怖さは、目が痛い、かゆいなどといった自覚症状がないまま進むことです。知らない間にじわりじわりと進行していき、ある日突然、眼内に多量の出血が起き、見えなくなって眼科を訪ねることになります。しかしその頃には、病気はもうどうしようもないところまで進んでいて、失明を余儀なくされることも覚悟しなくてはなりません。

    目の合併症は、糖尿病と診断されたときから定期的な内科と眼科の検査を受け、適切な治療を続ければ、多くの場合防げます。当院では、定期的に視力や眼底検査をし、必要であれば蛍光眼底検査を行った上で、レーザー治療を行い糖尿病網膜症の治療を行います。

  • 急に黒い物がとぶ(飛蚊症)・きらきらした物がとぶ(光視症)・物がゆがんで見える・急な視力低下や視野狭窄などは原則として散瞳検査が必要です。

    瞳をひらく目薬を点眼して30分ほどお待ちいただき、眼底を隅から隅まで丁寧に観察します。時間に余裕をもってお越しください。

    またこの検査薬は効果が数時間続き、その間は眩しさを強く感じたり(映画館の中から外に出たような感じ)や近くのものが見えにくくなりますので、車やバイク・自転車の運転がしにくくなります。なるべく公共の交通機関をご利用いただくか、お車で来られる場合はご自分で運転されずに、付き添いの方とお越しください。

    車で来られた患者様の場合は、後日改めて検査に来ていただくか、後で車を取りに来ていただくことをお願いしておりますが、それも難しい場合は患者様とご相談の上、瞳を開かずにできるだけ眼底周辺部まで丁寧に観察し、当院が有する瞳を開かなくても眼底写真を撮ることができる機械で眼底を観察し、重大な病気がないことを確認した上、病状が進行したら必ず来院していただきその時は散瞳検査をさせていただくということで対応しております。

  • ぶどう膜炎などの眼炎症は全身疾患と深く関係し、全身疾患が見つかることもあります。

    眼炎症は、ベーチェット病・サルコイドーシス・原田病・糖尿病・悪性リンパ腫・白血病・膠原病・クローン病・潰瘍性大腸炎などの他に、トキソプラズマやイヌ蛔虫などの寄生虫・ヘルペスウイルスやサイトメガロウイルスなどのウイルス・真菌・細菌・結核や梅毒などの感染症でも眼炎症は起きますし、悪性関節リウマチ・若年性関節リウマチ・溶連菌感染症強直性脊椎炎などの整形外科的疾患などでもおきます。

    また眼炎症の他にも、妊娠中毒症や腎臓病などでは滲出性の網膜剥離が見られますし、シェーグレン症候群・甲状腺機能亢進症・多発性硬化症・アトピー性皮膚炎や、様々な先天性代謝性疾患なども眼科的合併症が見られます。

    これらの疾患に伴う眼疾患に対し、眼科的検査をした上で治療を行います。
    必要に応じて、他科の医師も紹介させていただきます。

  • 視力低下や視野異常が急に起こった場合や物が二つにみえる場合、眼球が突出してきた場合などは、視神経や外眼筋や頭蓋内や副鼻腔などに原因がある場合があります。

    視力・視野・ヘス・対光反射などの眼科検査を行い鈴鹿中央総合病院で頭蓋内CTやMRIの検査をお願いし、原因を明らかにすると同時に、内服・点滴治療を行います。入院治療を行いさらに精密検査が必要な場合があると考えられるときは、適切な医療機関を紹介させていただきます。

    目の疲れは、コンピュータの作業が多い方や涙の分泌が少なく目が乾く場合や目の中の筋肉を酷使している場合、あわない眼鏡やコンタクトレンズをしている場合、内科的疾患から来ている場合などあります。原因を特定するのに時間がかかる場合もありますが、検査の上、少しでも目の疲れが楽になるよう点眼・内服などを考えていきます。

    眼痛や頭痛に悩まされている方も点眼や漢方薬を処方しますが、神経内科での治療がふさわしい患者様の場合は、適切な医療機関を紹介させていただいております。眼瞼痙攣は、軽度では様子を見て漢方薬や内服薬で様子を見る場合がありますが、重症の場合はボトックスの眼輪筋への注射で軽減することもありますので、この治療を行っている神経内科へご紹介させていただきます。

  • 角膜異物摘出・結膜異物摘出・霰粒腫切開・麦粒腫切開・シェーグレン症候群などに伴う重症のドライアイに対する涙点プラグ挿入・先天性鼻涙管閉塞症に対するブジーなどを行います。

    当院は、保険適応の眼疾患に対する治療を行っており、美容目的のみの手術は行っておりません。

    当院は入院設備はなく、観血的眼内手術(白内障手術・緑内障手術・網膜剥離手術など)は現在行っておりません。三重大学眼科や鈴鹿中央総合病院眼科をはじめ、ご希望の医療機関を紹介させていただいております。また、小さいお子様で全身麻酔が必要な方も総合病院を紹介させていただいております。三重大学眼科で多くの白内障手術・緑内障手術・角膜移植・網膜はく離手術などを行ってきた経験を生かし、手術が終わられた後の定期的な経過観察を患者様お一人お一人の症状に合わせて丁寧に行わせていただきます。

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