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目の病気について

こどもの目の発達

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  • 0歳児の視力

    生後2ヵ月で0.05程度、生後3ヵ月で0.1程度

    0歳児で気を付けたい目の症状

    赤ちゃんによく見られる目の症状として「目やに」「白目の部分が赤く充血する」「涙が出る」「まぶしがる」等があります。
    赤ちゃんの目やにの多くは結膜炎が原因で、たいていは目薬(抗生剤)の点眼で治ります。しかし、良くならない場合は「睫毛(しょうもう)乱生(らんせい)、眼瞼(がんけん)内反症(ないはんしょう)(さかまつげ)」や「先天性鼻涙管閉塞」の可能性もあるため、注意して経過をみていきましょう。
    さかまつげは、下のまつげが内側に向かって生えているもので、成長と共に自然に治ることが多いのですが、ひどい時には手術が必要です。
    先天性鼻涙管閉塞の赤ちゃんは、生まれつき鼻涙管の通りが悪いので涙や目やにが絶えないのですが、自然に治ることもあり、なかなか治らない場合はたいていはブジーという細い針金を鼻涙管に入れる治療で良くなります。
    他に、保護者の方に気を付けていただきたい「赤ちゃんの重大な目の病気」は下記のものがあります。

    先天性白内障
    赤ちゃんの瞳が生まれつき白く濁っている場合があり、これを先天性白内障と言います。
    遺伝性のものと妊娠中の病気(風疹等)や薬等が原因で起こるものの他、原因不明のことも多くあります。
    程度が軽い場合はそのまま経過をみますが、濁りがひどい場合は水晶体の濁りを取る手術をします。
    そのままにしておくと、視力の発達が遅れて鮮明に見えないままになる場合がありますので、早急に眼科を受診してください。
    先天性緑内障
    「牛(ぎゅう)眼(がん)」といって、赤ちゃんの角膜が広がって濁り、黒目が大きく見える場合があり、これを先天性緑内障と言います。
    この病気の赤ちゃんは、目の中の前房隅角に生まれつき病気があるため、眼球内に房水がたまり、眼圧が高くなって角膜が大きく広がります。
    稀な病気ですが、できるだけ早く発見し治療を開始する必要があるため、早急に眼科を受診してください。
    網膜芽細胞腫
    小児癌の一種で、瞳の奥が猫の目のように白く(黄色・黄緑色に)光る症状で気付かれます。非常に稀な病気です。
    治療は腫瘍が大きな場合、眼球摘出し、癌がこれ以上広がらないようにします。幸い初期に発見されると、放射線や化学療法で保存的治療が行われます。

    0歳児の目の発達

    生後0ヵ月(新生児)
    人の顔をぼんやり見ることが多く、認識する色は黒、白、グレーです。
    生後1ヵ月
    物の形が分かるようになります。お母さんが出産した産婦人科、助産所で1か月児健診を受けましょう。
    生後2ヵ月
    色が分かるようになります。色覚が発達し始めると、赤ちゃんはまず赤色を認識すると考えられています。
    視力は0.05程度です。
    生後2~3ヵ月
    じっと保護者の方の顔や物を見つめたり、興味がある物を目で追って見たりすることができるようになり、目の位置も安定してきます。視力は0.1程度です 。
    生後4ヵ月~
    視覚や聴覚と手の運動が少しずつ協調できるようになり、音のする方を向いて、玩具がそばにあると手を伸ばしてつかむといった動きも目立ってきます。3~4か月児健診を受けましょう。
    生後8ヵ月~
    目、動作、記憶力のつながりが強くなります。はいはいでボールを追いかけたり、車の玩具を手で押して動かしたり、玩具の電話で遊んだり等の手や足と目の協調を促す動作は、物を見たり、物に触ったり、それにまつわる色々なことを記憶する能力の強化に役立ちます。生後9~10か月児健診を受けましょう。

  • 1、2歳時の視力

    1歳児…0.2~0.3程度、2歳児…0.4~0.6程度

    1、2歳児で気を付けたい目の症状

    1、2歳児によく見られる目の症状として、0歳児に引き続き「目やに」「白目の部分が赤く充血する」「涙が出る」「まぶしがる」等があります。
    子どもの目やにの多くは細菌性の結膜炎が原因で、たいていは目薬(抗生剤)の点眼で治ります。
    しかし、良くならない場合は「睫毛(しょうもう)乱生(らんせい)、眼瞼(がんけん)内反症(ないはんしょう)(さかまつげ)」の可能性もあるため、注意して経過をみていきましょう。
    さかまつげは、下のまつげが内側に向かって生えているもので、成長と共に自然に治ることが多いのですが、ひどい時には手術が必要です。
    他に、早いお子様の場合は、「アレルギー性結膜炎」や、「ものもらい(麦粒腫(ばくりゅうしゅ)、霰粒腫(さんりゅうしゅ)」になるお子様もおられます。
    目やにが増えたり、白目の部分が赤く充血したり、涙が出たり、まぶしがったり、まぶたの腫れ、しこり、痛み、かゆみがあったり、目をこすったりしていたら、眼科を受診なさってください。

    1、2歳児の目の発達

    1~3歳までの間は、目、手、身体を協調させることで、物を拾う、歩く、走り回る、ボールを投げたり取ったりするなどの動作が可能になります。
    絵本を読み聞かせながら、絵本に登場しているもの(ウサギ、クマ、犬、猫等)をよく見て、それが何かを当てる遊び、玉ころがし、上から玉を落とすと下からチャイムを鳴らして出てくる等動きのある玩具、ハンマーで玉を打つ玩具、踏むと音の出るマット、砂遊び、水遊び、鬼ごっこ、かくれんぼ、曲に合わせて歌ったり踊ったりする、キッチンセットでのおままごとや、お人形等での赤ちゃんのお世話遊び、ブロック、積木、LEGO等の玩具を使った組み立て遊び、粘土遊び、お絵かき等の遊びを通して、目、手や足、身体の協調を身に付けていけると良いですね。また、1歳6か月児健診を受けましょう。

  • 3歳時の視力

    0.6~0.8程度

    3歳児で気を付けたい目の症状

    3歳児によく見られる目の症状として、0~2歳児に引き続き、目やにが増えたり、白目の部分が赤く充血したり、涙が出たり、まぶしがったり、まぶたの腫れ、しこり、痛み、かゆみがあったり、目をこすったり等があります。気になる症状がありましたら、眼科を受診なさってください。
    また、3歳では3歳6ヵ月児健診があり、眼科の検査項目があります。市町村により異なりますが、事前に「お子さんの目に関するアンケート」やお家で行って頂く視力検査セットが送付されますので、普段のお子様の様子をアンケートにご記入いただき、またお家でお子様の機嫌の良い時に視力検査を行いましょう。

    <3歳6ヵ月児健診前にお家で行って頂く視力検査のポイント>
    ① 多くの自治体によるお家で行っていただく視力検査では、「お子様から2.5m離れた所にある0.5に相当するランドルト環(「C」の形のわっか)の切れ目の方向が分かるかな?」ということを確認する方法で行うことが多いです。
    ② 初めての視力検査は、お子様にとっても分かりにくかったり不安だったりするかもしれませんので、保護者の方用とお子様用の両方のランドルト環が送付される場合は、そのままご使用いただき、保護者の方用のランドルト環のみが送付される場合は、保護者の方用のランドルト環を拡大コピーして厚紙に貼り、大きいランドルト環はお子様が持てるように、輪郭に沿って切り取ってください。
    ③ 準備ができたら練習します。保護者の方は小さい輪を、お子様は大きい輪を持ちます。お子様は、保護者の方が持つ輪の切れ目と同じ方向に合わせられるよう練習しましょう。初めは近くで行い、できるようになれば今度は離れてやってみましょう。
    ④ 初めは両眼で練習し、できるようになったら片目を隠して(隙間から見えないように、ガーゼやティッシュペーパー等できちんと隠しましょう)練習しましょう。
    ⑤ 上下左右どの方向でも合わせられるように練習しましょう。
    ⑥ 輪の切れ目を合わせることができたら、更にスムーズに答えられるように指で輪の切れ目を示す練習をしましょう。

    もし、何度か練習しても視力検査の意味が分からない様子だったり、離れた位置のランドルト環に近づいて見ようとしたり、片目はすらすら答えられるけれどもう片方の目は分かりにくい様子だったり、片目を隠した時、どちらか一方の目を隠す時だけ嫌がって顔をそむけたり、泣いたり、目を隠しているガーゼやティッシュを外そうとする様子が見られたら、お早目に眼科を受診なさってください。
    3歳6ヵ月児健診で視力の発達が遅れていることが見付かった場合、その時点から検査、診察、治療を受けていただくことでその後視力が発達していくことも多いため、ご不明な点等ありましたらどうぞお気軽にご相談ください。

    3歳児の目の発達

    1~3歳までの間は、目、手、身体を協調させることで、物を拾う、歩く、走り回る、ボールを投げたり取ったりするなどの動作が可能になります。
    3歳になると、遊びの内容も、おままごと、戦いごっこ、パズル、ボールやお手玉を使ったキャッチボール、LEGO等の玩具を使った組み立て遊びでは複雑な物を作ることができるようになったり等、更に幅が広がっていきます。
    また、多くのお子様が保育園や幼稚園に入り、お友達との集団生活が始まって、他の子と遊ぶことができるようになっていきます。
    遊びや他のお友達との関わりを通して、目、手や足、身体の協調を身に付けていけると良いですね。

  • 4歳時の視力

    0.8~1.5程度

    4歳児で気を付けたい目の症状

    4歳児で気を付けたい目の症状は、概ね3歳児と同じです。また、早いお子様では近視になり始める方もいらっしゃいます。
    近視は、ご本人の遺伝的要因(お父様、お母様のいずれか又は両方が近視である)と環境要因(近くを見ることが多い)の影響があると考えられています。
    もしお子様がテレビにとても近付いて見ていたり、目を細めて見ていたり等見にくそうな様子があれば、お早目に眼科を受診なさってください。
    なお、そろそろ、ゲーム機で遊ぶお子様もいらっしゃるかもしれませんね。
    ゲーム機は楽しくて、ゲーム機の画面に近付いてついつい長い時間じっと見てしまいがちですが、背中を真っ直ぐに伸ばし、目とゲーム機の画面の距離を30㎝位離しましょう。また、40分以上は続けないようにしましょう。
    また、「子供が外で遊ぶ時間が長いと、近視を抑制しやすい」と言われていますので、外で遊ぶ時間を増やしたり、勉強やゲームの合間に遠くを見ることを習慣付けると良いでしょう。

    4歳児の目の発達

    4歳では、ルールに従った集団遊びができるようになります。
    おままごとでパパ、ママ、赤ちゃん等それぞれの役割をちゃんと演じたり、ブロックで友達と一緒に大きな建物等を作って遊んだりもできるようになってきます。このように友達と遊ぶことで、お互いの発達の良い刺激となります。遊びや他のお友達との関わりを通して、目、手や足、身体の協調を身に付けていけると良いですね。

  • 5歳時の視力

    1.0~1.5程度

    5歳児で気を付けたい目の症状

    5歳児で気を付けたい目の症状は、概ね4歳児と同じです。
    年長さんでは、小学校入学前に行われる就学時健診があり、目に関する検査として視力、目の病気、眼位等の検査を受けることがあります。
    もし何か指摘を受けた場合や気になることがある場合は、良く見える状態で小学校での勉強・生活をスタートできるよう、お早目に眼科を受診なさってください。
    もうすぐ小学生、楽しみですね。

    5歳児の目の発達

    すっかり集団生活にも慣れ、競争の入った遊びもできるようになります。野球盤等のルールを守って遊ぶようなゲームにも、5歳ぐらいになると参加できます。遊びの幅がますます豊かになってきますね。
    このように友達と遊ぶことで、お互いの発達の良い刺激となります。遊びや他のお友達との関わりを通して、目、手や足、身体の協調を身に付けていけると良いですね。

  • 6歳以上の視力

    1.0~2.0程度

    小学生で気を付けたい目の症状

    小学生になると、小学校で眼科検診が行われ、視力、斜視・弱視、アレルギー性結膜炎、ものもらい、さかまつげ、角膜の状態等を検査し、学習に支障の無い見え方であるか、またプールに入っても問題ないかどうか等を確認します。
    眼科検診の結果「眼科を受診してください」と言われたら、お早目に(プールの授業が始まるまでに)眼科を受診なさってください。
    眼科での検査、診察の結果、「偽近視・仮性近視」(近くを長く見続けると、水晶体の厚さを調節している毛様体が異常に緊張して、一時的に近視の状態になること)と診断されたら、調節を麻痺させる働きのある点眼薬をつけて治療したりすることもあります。
    数か月治療して視力の向上が見られない場合は、必要に応じて眼鏡を処方させていただきます。

    < 眼鏡とコンタクトレンズについて>
    ・近視の場合、近くは見えるため、日常生活に不自由がなければすぐに眼鏡を掛けなくても構いませんが、黒板の字が見づらいと勉強に差支えるので、お子様が教室の後ろの席でも黒板の字が見えるよう、視力が0.6以下になったら眼鏡を用意していた方が良いでしょう。
    ・近視が軽い場合は、遠くを見るときだけ眼鏡を掛ければ良いです。近視が進むと、近くを見るのにも眼鏡があった方が便利なので、常時装用します。お子様の必要性に応じて眼鏡を掛けたり外したりしてください。眼鏡を掛けたり外したりしても、近視の度が進むことはありません。なお、遠視、乱視、強度近視があり、治療用で処方された眼鏡の場合は、原則として常時装用が必要です。
    ・コンタクトレンズは、眼鏡に比べて鼻や耳に当たる感覚がなく、視野も広く、また非常に強い近視や、左右の視力差が大きい等の理由で、眼鏡ではよく見えない方には医学上有用ですが、小学生ではレンズの取扱いや管理が大変であること、角膜を傷つける可能性があること等を考え、眼鏡をお勧めしています。コンタクトレンズは中学生になったら考えましょう。

    他に、「機能性視覚障害」といって、心的要因から視力や視野、調節や眼位、色覚など視機能に異常が起こる方もおられます。何か気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

    小学生の目の発達

    日本では、小学生の約10%が近視で、近視の頻度は高学年になる程増加する傾向があります。
    また、身体の成長と共に眼軸(目の直径)が大きくなるため、近視の進行は20代前半まで見られることが多いです。 そのため、その頃までは年に1回は眼科で視力検査を受け、近視が進行していないか、眼鏡がきちんと合っているか、確認してもらいましょう。
    また、勉強する時は、次のことに気を付けましょう。

    背中を真っ直ぐに伸ばし、目と本の距離を30㎝位離しましょう。
    1時間位勉強したら、10分間位目を休ませましょう。
    寝転んだり悪い姿勢で本を読んだりしないようにしましょう。

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