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目の病気について

子どもに多い目の症状とその原因

各病気について、お一人お一人の症状や感じ方が異なりますので、下記の症状・病気の説明に当てはまらない場合があります。
何か気になる症状がございましたら、お早めに検査、診察にてご相談ください。

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  • アレルギー性結膜炎、感染性結膜炎、結膜下出血などの可能性があります。
    目が乾いていたり、目が疲れているときにも起こります。
    結膜炎などの目の病気の場合は、お早目に眼科を受診なさってください。
    目が疲れているときは、遠くを見て頂いたり、睡眠時間を増やしたり(早寝がおすすめです)、目とその周りを温めて血の巡りを良くすると改善することが多いです。

  • 目のかゆみ、充血、目やに、くしゃみ、鼻水などの症状がある方は、アレルギー性結膜炎の可能性があります。
    かゆくて目をこすると、充血や目の腫れがひどくなったり、目に傷がついてしまうことがあるので、こすらないでください。
    かゆみがひどいときは、保冷剤をタオルで巻いたものを目とその周りに当てていただくとかゆみが軽くなることがありますので、お試しください。
    花粉が原因の季節性アレルギーの場合、花粉が飛び始める前から治療を始めると、症状が軽くなります。
    どうぞお早目に眼科を受診なさってください。
    また、耳鼻咽喉科でスギ花粉のアレルゲン免疫療法(アレルギー疾患の原因である「アレルゲン」を少量から投与することで体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を治したり、長期にわたって症状をおさえる可能性のある治療法)を受けていただくのも良いと思います。(概ね5歳以上から可能です)

  • 目に物が当たった場合(眼球打撲)、内出血を抑制するため、目とその周りを保冷剤をタオルで巻いたもので冷やしてください。網膜剥離などが起こることがあるので、なるべく早く眼科を受診なさってください。

  • どこが、どんなふうに痛いかな?まぶたが腫れて痛い?目の表面が痛い?目の奥が痛い?目を含む顔面が痛い?
    こどもの場合、下記のケースが多いです。

    まぶたが腫れて痛い
    ものもらい【麦粒腫(ばくりゅうしゅ)】、【化膿性霰粒腫(さんりゅうしゅ)】の可能性があります。
    目の表面が痛い
    角膜や結膜に傷がついていたり、ゴミなどが入っているのかもしれません。
    ドライアイやコンタクトレンズ症候群の可能性もあります。

    目にゴミなどが入った場合は、こすらずに、涙で自然に流れ出るのを待ちましょう。目がゴロゴロするのが続く場合は、手をよく洗い、流水を両手にためて目をすすぎましょう。お早目に眼科を受診していただくと、早く良くなることが多いです。

  • 赤ちゃんの目に涙がたくさん出てたまったり、目やにが出る場合、また抗生物質の点眼などによって目やにが少なくなるものの、点眼をやめると再び目やにが多くなり、これを繰り返す場合は「先天性鼻涙管閉塞症(せんてんせいびるいかんへいそくしょう)」の可能性があります。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

  • 目やに、充血、涙が出る
    感染性結膜炎の可能性があります。感染性結膜炎の場合は「目を触らない」「目を触ってしまった後は、流水とハンドソープで手を洗う」「目やにを拭くときは、ティッシュや綿棒を使って拭く」「タオルや洗面器などを共用しない」などを行ってください。
    まつ毛が目の表面に触れていつも涙で濡れていたり、目やに、充血、痛みがある
    眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)いわゆる「さかまつげ」の可能性があります。

    気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

  • アレルギー性結膜炎などでかゆくて目をこすると、白目がむくんでゼリー状に腫れることがあり、結膜浮腫(けつまくふしゅ)といいます。むくみ以外にも気になる症状がある場合や、むくみがひどい場合には眼科を受診してください。

  • まぶたが腫れて痛い
    ものもらい【麦粒腫(ばくりゅうしゅ)】、【化膿性霰粒腫(さんりゅうしゅ)】の可能性があります。
    まぶたが腫れてかゆい
    アレルギー性結膜炎の可能性があります。早めにお薬を使って治療すると、早く良くなることが多いです。なお、未就学児の場合、眼帯をすると視力の発達を妨げる可能性があるので、眼帯は着けないでください。

  • 屈折異常(遠視、近視、乱視)のため見えにくいのかもしれません。
    小学校低学年の子どもなどに見られる調節緊張(仮性近視)の場合、「ミドリンM」という目の緊張をほぐす点眼薬を使用することで、視力が低下するのを遅くする効果が期待されます。

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