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目の病気について

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先天性鼻涙管閉塞

涙は、目がしらにある涙の排出口(涙点)から出て、鼻の奥へと流れていきます。この通り道のことを「鼻涙管」といいます。「鼻涙管閉塞」とは、この鼻涙管がふさがっている状態のことです。

原因と症状は?

生後まもなく、鼻涙管の鼻側の出口の部分に張っている薄い膜が破れて、目と鼻の通り道がつながります。しかし、この薄い膜が破れないことがあります。
そうすると、涙が鼻に抜けていかないために、絶え間なく涙が流れ、また鼻涙管の途中にある「涙のう」という部分に涙がたまり、目やにが出ます。
また、もともと鼻涙管が細く、涙がたまりやすい場合もあります。放置していると、細菌感染を起こすこともあり、まぶたに痛みや腫れが生じます。

治療法

①主に生後間もない乳児に起こるため、医師の指導を受けて保護者の方が目がしらの辺りを指でマッサージし、鼻涙管に涙がたまらないようにします。鼻涙管閉塞は自然治癒するケースもあることから、しばらく点眼治療やマッサージをしながら鼻涙管が開通するかどうか経過をみます。
②一般に、しばらくしても開通しない場合には、鼻涙管の開放のために涙点から細い器具を入れる「ブジーを用いた閉塞部解放術」を行います。(当院で行っています)

ものもらい

ものもらいは麦粒腫(ばくりゅうしゅ)、霰粒腫(さんりゅうしゅ)という症状のことをいいます。

麦粒腫

「麦粒腫」は、まつげの根本にある汗や油の出口などに細菌が感染して起こる化膿性の炎症です。

原因と症状は?

まぶたの腫れ、痛み、かゆみ、目やにを生じます。
化膿が進むと、腫れたところが破れて膿が出ることがありますが、膿が出ると症状が回復します。

治療法

抗菌薬(点眼薬、軟膏、内服薬)で治します。
化膿が進んだ場合は、切開して膿を出すこともあります。

霰粒腫

「霰粒腫」は、まつげの根本にある油の出口が詰まって慢性的な炎症が起き、肉芽腫という塊ができる病気です。細菌感染を起こすこともあります。

原因と症状は?

痛みはなく、まぶたの腫れや異物感があります。 まぶたを指で触ると塊があるのが分かります。
細菌感染を伴った場合は、痛みなど麦粒腫と同じような症状が出る場合があり、「化膿性霰粒腫」といいます。

治療法

初期で霰粒腫が小さい場合は、抗菌薬(点眼薬、軟膏)で治します。
霰粒腫が大きい場合は、局所に副腎皮質ステロイド薬を使用したり、切開して掻把または摘出します。
化膿性霰粒腫の場合は、抗菌薬(点眼薬、軟膏、内服薬)で治します。
高齢の患者様の場合は、霰粒腫と悪性腫瘍との見分けが必要な場合があります。

ご注意ください
子どもが患部を触らないように眼帯を着けさせる保護者の方がおられます。
しかし、未就学児の場合、眼帯をすると視力の発達を妨げる可能性があるので、眼帯は着けないでください。
「麦粒腫」「霰粒腫」共に人にうつる心配はないので、眼帯を着けずに、患部を触らないようにすることが大切です。

睫毛乱生・眼瞼内反症

まつげは本来、まぶたの縁から眼球とは反対側へカールし、眼球に当たらないように生えています。
しかし、さかまつげでは、何らかの原因でまつげが眼球の方へ向かっています。そのため、まつげが眼球に当たってしまい、ひどくなると角膜に炎症や潰瘍ができることもあります。

  • さかまつげには、大きく分けると、まつげの毛根の周辺で起きた炎症による傷痕などのために、まつげの生える方向が不規則になり、まつ毛が眼球に向かって生えてしまうタイプ(睫毛乱生-しょうもうらんせい)と、生まれつき目がしらに近いところの下まぶたの皮膚が余っていて、まぶたの縁が内側を向いているため、まつげが内側を向いて、角膜(黒目)に触れるタイプ(眼瞼内反症-がんけんないはんしょう)があります。

    乳児期の子どものまつげは柔らかいため、さかまつげによって痛みが起こることは多くありませんが、当たりかたが強いと角膜に傷がついて、ころころして痛かったり、涙目になったりします。また、いつもまつ毛が涙で濡れているので、外から細菌を取り込んで慢性的に結膜炎を起こし、頻繁に目やにが出ます。 但し、普通のさかまつ毛は、角膜潰瘍(黒目に深い傷ができる)や角膜混濁(黒目が濁る)などの重大な病気にはなりにくいので、心配し過ぎないでください。
    また、成長するにしたがって顔の骨格が発達し、頬の皮下脂肪が減るにつれてまぶたが薄くなってきて、それに伴いまつげも自然に外側を向くようになることが多いです。 角膜(黒目)の傷や慢性結膜炎を生じている場合は、目薬をさして様子をみましょう。

原因と症状は?

しかし、なかなかさかまつ毛が治らず、目やに、充血、痛みが現れ、それらの症状がひどくなってきたときには、まつげが太く硬くなり、眼球の表面を傷つけている可能性があります。
お子さんが目をよくこすったり、眩しそうにしていたり、涙や目やにが止まらなかったりするなどの症状がある場合や、角膜に傷がついて視力の低下がみられる場合は、手術が必要なこともあるので眼科を受診してください。

治療法

角膜(黒目)の傷や慢性結膜炎を生じている場合は、角結膜上皮障害治療用点眼薬で様子をみます。

眼球打撲

症状は?

目に物が当たった場合の主な症状は、複視(物が二重に見える)、内出血、眼球陥没、眼球の運動障害・機能障害、骨折、腫れ、(一時的な)視力低下、網膜剥離、網膜振とう、眼内出血などです。

治療法と経過

①眼科に行く前に、目に物が当たった部位を保冷剤をタオルで巻いたものなどで冷やしてください。内出血を抑制することができます。 腫れ、内出血、痛みは1週間程度で引くことが多いです。
②骨折などの場合は、手術を行うこともあります。 目に物が当たった場合、またその結果内出血した場合は、網膜剥離などが起こることがあるので、応急処置後、軽い症状でも眼科専門医の診察を受けましょう。

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