 こんにちは。視能訓練士の土井千重子です。
こんにちは。視能訓練士の土井千重子です。私は、元々公務員だったのですが、結婚後視能訓練士養成校に通い、視能訓練士になりました。
 そのため、学生の時も、病院実習の時も、ちょっと?年齢高め(27歳)の実習生でした。
 これは、私が視能訓練士養成校に通っている頃、病院実習中の出来事です。
 名付けて「ランドルト環おばちゃん事件」。実習中の眼科外来で大うけした出来事なので、皆様にもご紹介させていただきます・・・。
 土井が幼稚園児のA君の視力を測っていたところ・・・
 土井:「ねえ、A君、お姉さんがこの『わっか』を見せるから、
     わっかの切れ目がどっちを向いているか、上!とか、下!とか指差して教えてくれる?」
 (土井は、自分のことをどう表現するか、迷っていました。「お姉さん」というには「私、所帯じみているし・・・無理かな?」と心配しつつ、「視能訓練士の卵さん」と小さなお子さんに言っても分かりにくいだろうなあ、と思い、かといって「看護師の卵さん」と嘘も言えず、でも「おばちゃん」はちょっと・・・と思い、自分のことを勇気を奮って?『お姉さん』と言いました。)
 A君:「ええけど・・・。あんな、あの『わっか』は上向いとるよ。
     でもな・・・お姉さんがおらんで、誰に言ったらいいか分からんに。」
 土井:「・・・・・・。(絶句)」
 A君:「あー!おったー!お姉さん!」
    (と言って、A君は受付のきれいなお姉さんの方に走っていき)
    「あんな、お姉さん!あの『わっか』は上向いとるに!」
 受付のお姉さん:「あー、本当だね。よく見えてるね。A君すごーい!」
 A君のお母さん:(土井へ向って一言)「土井さん・・・。本当にごめんね!・・・ククク。
           でも、おっかしくて!アハハハハハ!ごめんね、おかしくて我慢できないわ。でも、ごめんね。」
 土井:「あ・・・いいえー。いいんですよー。(しょげ気味)」
 土井はA君に聞きました。
 土井:「ねえ、A君。A君にとって、『お姉さん』って、どれくらいの歳の人?」
 A君:「そうやなあ。あれくらいは、お姉さんやに!」(と言って、A君が指差したのは女子中学生!)
 土井:「ちゅ、中学生がお姉さんなの・・・?(それは、無理!太刀打ち不可能!かなわないわ~。)じゃ、『おばさん』って、どれくらい?」
 A君:「ママより年上の人!」
 妻:「あ・・・そう。(そうかあ・・・。ママが基準なのねぇ~。)」
その日以来、堂々と自分のことを「おばちゃん」と言うようになりました。でも、今や土井も32歳。もう立派な?おばちゃんかしら・・・。いやいや、気は心。何事も楽しみながら、素敵に年を重ねていこう、と思います。 これからも、日々勉強を重ねてまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。