季節のご挨拶
皆様、お加減いかがですか。
8~10月は、イネ科、ブタクサ属、ヨモギ属、カナムグラ等の花粉による季節性のアレルギー性結膜炎でお困りの方もおられます。
アレルギー性結膜炎の治療には、抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエータ遊離抑制薬)が、主に使われます。
重症の場合には、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬などを使用する場合があります。
アレルギー性結膜炎のなかでも、症状の出やすい時期が予測できる花粉などが原因のアレルギー症状の場合には、『初期療法』という考え方が適用されます。
これは、症状が出る前(花粉飛散時期の約2週間前)から、または症状が少しでもあらわれたら、抗アレルギー点眼薬による治療を始める方法で、症状が現れる時期を遅らせる、症状を軽くする、症状がみられる期間を短くする、お薬の使用を少なくできる等、多くのメリットがあります。
詳細は⇒「目の病気について アレルギー性結膜炎」
毎年花粉症がひどい方は、症状があらわれる前に眼科を受診なさってくださいね。