20081209

what’s newでお話した学会に出席する往復の電車の中で、1冊の本を夢中で読みました。タイトルは『ごきげんナースとごきげんドクター』(慶応義塾大学医学部眼科教授 坪田一男著 MCメディカ出版)。

これが、とっても面白いのです。毎月拝読している『眼科ケア』という眼科スタッフ向けの雑誌に、坪田先生が書いていらっしゃるものをまとめて本にしたものなのですが「ごきげんな医療って、ごきげんな人生って、こういうことなのか!」と目からうろこ、でした。感動したので、早速皆様にもご紹介させていただきます。

ここに僕は新しい仮説を提唱したい。(中略)新しい仮説では次のようなイメージになる。
ナースがニコニコしているので外来が明るい。みんなごきげんなのでとても患者さんに親切だ。
ドクターのポジティブな考えが患者さんに伝わって患者さんは元気になる。
ごきげんナースは患者さんをハッピーに、ごきげんドクターは患者さんをよりよくすることができる。
この仮説を立ててから、僕の人生、日々のテーマは”ごきげんの選択”となった。いつ、どんなときも”ごきげん”を選択する。
いやなことやつらいことがあっても、どうしてこんなことが起こるわけ!?なんていうときも、雨が降ろうがヤリが降ろうが、ごきげんを選択する。
ちょっとやそっとでは不機嫌にならないぞ!という断固たる決意である。(中略)

こうやって、ごきげんを選択するぞと書いていること自体が大切なのだ。
だって、自分が行きたい方向にしか人間は行くことができないのだから。
ごきげんになりたいと思わない人はごきげんになる確立は少ないのである。
笑顔でいたいと強く思えば、笑顔でいられる確立は高くなる。ハワイに行こうと思わなかった人はハワイに行かないのとまったく同じ原理だ。
そこで、今度の外来ではぜひ皆さんに”超ごきげん、めちゃ笑顔”で患者さんや同僚に接することにチャレンジしてほしい。
そうすることによって、きっと僕たちの医療レベルは上がっていくと信じている。

そう、そうですよね!まず笑顔でいることから、日々の業務をスタートしよう!と心を新たにした土井でした。